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淡水湖で人が暮らす日本唯一の島、沖島。お土産には「えび豆若煮」がオススメ!

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沖島

近江八幡市の対岸から約1.5kmに位置する琵琶湖最大の島、沖島。
淡水湖で人が暮らす島は日本唯一で約300名の方が暮らしています。
主な産業は漁業で琵琶湖全体の漁獲水揚高の半分を担っています。
昔ながらの町並や美しい景色が魅力で、時間が止まったような懐かしさを感じることができる島です。

沖島

実はそれほど猫が好きというわけでもない筆者。
近年、猫との出会いを求めて沖島を訪れる人が増えているそうです。
でもはたしてどれほど猫がいるのか?
そんな疑問を抱きつつ、島の魅力をフカボリしながら実際何匹の猫に出会えることができるのかを実証してみました。

沖島

沖島へのアクセスは近江八幡市堀切港からの定期船に乗るのが一般的です。
このあたりを詳しく書いているサイトが少ないのでまとめてみました。
沖島町自治会が運営しているおきしま通船は1日12往復運航しています。
特に予約の必要はありません。

堀切港には一般向け駐車場がありません。
少し離れた場所に来島者向け駐車場があるとのことでそちらへ向かいます。
県道25号線から堀切港へ向かう道が途中二手に分かれます。

沖島

ここはとび太くんの指示に従います。

沖島

50mほど進むと右手に空き地があります。
ここが来島者向け駐車場になります。
料金は無料ですが、定期船内に駐車場の協力金募金箱があるのでそこに気持ち寄附するのがスマートです。

沖島

駐車場から5分ほど歩くと堀切港に到着します。

沖島

一般の漁船も出ているので間違って乗らないように・・・。
こちらの看板が目印です。

沖島

帰りの便の時間もチェックしてから乗り込みましょう。
この日は10時の便で戻る計画です。
2時間弱で果たして何匹の猫と出会えるのでしょうか。

沖島

なかなか立派な定期船が到着しました。
沖島の住民の方が降りた後に乗り込みます。

沖島

土曜日の8時15分の便はこんな感じでした。
ちなみに10時台の便はほぼ満席でしたよ。
乗船料は船内で徴収されるので事前にご準備を。
大人500円、小中学生200円です。(2016年3月現在)

沖島

船内で沖島の情報収集をしているうちに・・・

沖島

10分ほどで到着。

沖島

そそくさと戻られる船員さんに続いて、猫探しの旅スタート!

沖島

倉庫街を抜けて・・・

沖島

まずは奥津嶋神社を目指します。

沖島

こんな路地を通りながら・・・
沖島では開かれた観光地に行くというよりも島民ののどかな島時間を覗かせていただくという感覚です。
夜中に漁へ出て日中は休まれている方が多いと知っておきましょう。
島民の方を了承なしに撮影するのもNGです。

沖島

鳥居をくぐって急な石段を上ります。
沖島に人が住み始めたのは保元の乱(1156年)と平治の乱(1159年)で敗れた源氏の落武者7人が山裾を切り開いて居住したのがきっかけとされています。
社殿には源氏の家紋である笹竜胆の紋があり、その名残を感じることができます。

沖島

ここからの景色が最高なのです。
絵心があれば風景画でもスケッチするのですが・・・

沖島

ここまでに出会った猫は0匹。
噂の真相が怪しくなってきました。後半の追い込みに期待します。
次は沖島小学校を目指します。

沖島

沖島には自動車が1台もありません。
主要な交通手段はこの三輪自転車です。
びっくりする台数の三輪自転車が並びます。
雨除けでしょうか?せんべいの空き缶をサドルにかぶせるのが沖島スタンダード。

沖島

街の酒屋さんはインターホンで対応されているようです。

沖島

そして沖島の方はとってもお酒が好きなようです。

沖島

第一島猫発見!!

沖島

この後、次々と猫たちに遭遇!
「猫は路地にいる」というイメージが強かったのですが、この日は肌寒かったためかひなたぼっこをしに表へ出ている猫が多かったです。

沖島

沖島のシンボル的存在でもある沖島小学校に到着。
現在、島内に住む小学生3名の他に島外からも通う子が数名いるとか。
のどかで少人数での小学校生活。
かけがえのない6年間になりそうですね!

沖島

小学校までの往路は出会えなかった場所でも復路で遭遇!
猫アンテナが敏感になってきました。

沖島

歩いているうちに猫のいそうな場所がなんとなく分かるようになってきます。

沖島

ちなみに猫たちへの餌付けはマナー違反ですのでやめましょう。
島民の方も困っておられるようです。

沖島

結果は2時間弱で7匹の猫と出会うことができました!
短時間でこの結果は、噂は立派に証明されたのではないでしょうか。

ちなみに真夏や真冬は遭遇0匹ということもあるそうです。泣。
季節ごとに猫たちも居場所を変えているのでしょうね。
これから暖かくなる季節は、さらにたくさんの猫たちとの出会いが期待できるのではないでしょうか!

沖島

「おかえり~」
沖島とび太がお出迎え!

沖島

のんびり猫探しをしていたらあっという間に帰りの便の時間。
漁港近くにある漁業会館でお土産を購入します。

沖島

湖島婦貴の会による出店です。
うどんや材料がある日は海鮮丼などの軽食がいただけます。
5名以上で予約をしておけば沖島の魚や野菜をふんだんに使った「沖島めし」のお弁当も購入できます。

◆ご予約
湖島婦貴の会 
TEL 0748-87-4747

沖島

私のおすすめは佃煮!
特に「えび豆若煮」はぜひ購入いただきたい一品です。

沖島

他で買う海老豆煮は海老を探す方が難しいのですが、こちらの海老豆煮は豆を探すほうが難しいです。海老たっぷりすぎます!!

のんびり島時間を堪能して人生観もリセットされたような気持ちです。
今度はお弁当を予約してもっとゆっくり過ごしに来ようと思います。


4月から10月までの土日祝には「もんてクルーズ」という遊覧船も運行されます。
島の裏側や石切跡など普段見ることができない島の周囲を島民ガイドさんが案内してくれるという素敵なクルーズです。
※「もんて」は沖島の島言葉で「戻ってきて」「帰ってきて」の意

◆もんてクルーズお問い合わせ先
沖島町離島振興推進協議会遊覧船事業部
TEL 0748-32-5589

また様々な特典のある沖島ファンクラブ「もんて」の結成などこれからも見逃せない沖島です!

◆ファンクラブ「もんて」お問い合わせ先
沖島町離島振興推進協議会
TEL 0748-33-9779


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沖島について

近江八幡市から琵琶湖の沖合約1.5㎞に浮かぶ沖島は、琵琶湖最大の島。周囲約6.8㎞、面積約1.52k㎡、約300人が住んでいます。湖沼の島に人が住む例は世界的にも珍しいそう。沖島に暮らすほとんどの人が漁業を営み、その暮らしは琵琶湖と強く結び付いています。島の真ん中には小学校や郵便局、神社、民宿があり、素朴で温かい生活が今も営まれています。また、長命寺山や鈴鹿山系、比良山系の美しい眺望は、琵琶湖に浮かぶ島ならではの見どころ。 沖島の歴史は古く、奥津島神社の建立当時は、琵琶湖の航行の安全を守る神の島として崇拝される無人島だったといいます。伝承によれば、保元・平治の乱に敗れた清和源氏の流れを汲む武者が島を開拓し、定住したのが島の始まりと伝えられています。(文章・画像等は「近江八幡市役所webサイト」より引用許諾済み) 続きを読む

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サトミチャンネル

滋賀県出身、滋賀県在住。
3人の子育てに奮闘しながらも滋賀の魅力を発信中!
日本史はスルーして生きてきた為、歴史的建造物は独自の視点でご紹介します。
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