ワンランク上の近江八幡観光に!ボーダレス・アートミュージアム NO-MA
定番どころを押さえるのも近江八幡観光の醍醐味ですが、このスポットを知っていると「お!?」と思わせることができます。かなりの穴場と言えるでしょう。
それがこちら、ボーダレス・アートミュージアム NO-MA。
旧八幡郵便局などが並ぶ仲屋町通り沿いのとびだし人形が目印です。
近江八幡観光って、何かととびだし人形が目印になることが多いなあ・・・
看板に従って路地へ入ってください。
敷居の高そうな純和風住宅ですが、よく見るとポップな看板が和みます。
町並に馴染み過ぎた外観なので注意しながら探してください。
門をくぐるとオープンな雰囲気が漂っています。
扉を開けるとすぐにちゃぶ台が置かれたほっこり空間が出迎えてくれます。
雑誌を眺めたりアンケートを書いたりと自由に使ってくださいとのこと。
お客さんとスタッフさんの位置が非常に近いミュージアムと言えます。
受付を済ませて館内へ。
館内と言うより、室内と言う方がしっくりきます。
展示は時期ごとに変わる企画展が中心となります。
この日は「アール・ブリュット☆アート☆日本3」が開催されていました。
アール・ブリュット???
「美術の専門的な教育を受けていない人が、伝統や流行などに左右されずに自身の内側から湧きあがる衝動のまま表現した芸術」と解釈され、主に障害がある人たちの作品が展示されています。
グローバルな作品ですが意外と日本家屋とマッチ。
こちらも肩肘張らずにリラックスして楽しむことができました。
ボーダレス・アートミュージアム NO-MAは「滋賀県内に障がい者の作品を常設できる空間や建物を」というニーズを受けて事業化されました。
その物件に選ばれたのが築80年の町家・野間清六邸(分家)だったということです。
野間邸!だからNO-MA!合点です!
ボーダレスは「福祉と文化との交差」「アートとまちづくりとの協働」「障がいの有無」など境目を超えた魅力ある場所を目指しているそうですよ。
階段を上がり、二階もぜひご覧ください。
こじんまりとした日本家屋なのにエレベーターも完備されています。
まさにボーダレス!
二階はさらに斬新な展示で楽しませていただきました。
ここNO-MAは海外の団体との連携プロジェクトにも取り組み、世界に向けて日本のアール・ブリュット作品を紹介する場にもなっています。
ベンチに腰をかけてゆっくり鑑賞するのもいいですね。
日本らしい朱色の壁に負けない作品が並びます。
床の間も生かした展示は家でも真似したくなりますね!
いや、ウチは床の間自体がなかった・・・
規律正しく並んだ柱にはシンプルな作品が。
内装と作品の相性がとことん考え抜かれていることが分かります。
鑑賞の後はお土産にNO-MAグッズはいかがでしょう。
展示作品の作者のグッズが並びます。
私のお勧めはこのメモ帳!
インパクト抜群で必要以上にメモを渡したくなりますね。
ボーダレス、NO-MA、アールブリュット、この3つが説明できればこなれ感も完璧です。しっかり予習して、気になる人と出かけましょう!
企画展が中心なので定期的に通うのもいいですね。
※今回は特別に許可をいただいて撮影しています。通常は館内撮影不可となっています。
びわ湖 Free Wi-Fi スポット
無料でWi-Fiに接続できます。
◆ボーダレス・アートミュージアム NO-MA
近江八幡市永原町上16
TEL 0748-36-5018
開館時間 11:00~17:00
休館日 月曜日(月曜が祝日の場合は、その翌日)、年末年始、展覧会入れ替え時
(施設情報 2016年3月時点)
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