花もケムシもまもなく最盛期！？八幡堀散策の楽しみ方

一枚目の写真で引かないでください！
そう、ケムシの最盛期とともにまもなく桜など花の最盛期となる八幡堀。
これからの時期は下と上と前に注意しながら歩きましょう！

おなじみ日牟礼八幡宮の正面鳥居。
そこををくぐるとすぐに「白雲橋」が現れます。

こちらが白雲橋から見下ろした八幡堀。
八幡堀の歴史は1585年に豊臣秀次（秀吉の甥）が八幡山に城を築き開国したことから始まります。
城下町と琵琶湖とを繋ぐ為に整備され、人・物・情報を集め、さらに楽市楽座制を実施することで町を活気づけました。

八幡堀は流通の場や生活の場として長らく栄えてきましたが、その風景がそのまま今に至っているわけではありません。
高度成長時代には区画整理や工場誘致、琵琶湖の水位低下や生活排水の質的変化により、その荒廃は進む一方でした。
そこに青年会議所が立ち上がることで景観を取り戻し、今でも各種団体が清掃活動を続けています。
観光客である私たちもこの景観を守り続ける意識を持って訪れたいですね。

さて白雲橋を渡る手前、右手の階段から下りると大きな石段。
この日はお天気もよく結婚式の前撮りが行われていました！

こちらの石段は有名な撮影スポットでもあります。

石段を下りての景色はまた違ったものに。
八幡堀では多くの映画やドラマのロケが行われています。
これだけの水景は全国的にも重宝されているようです。
また景観も去ることながら、電線がないのがお分りでしょうか。

ロケに使われた作品としては鬼平犯科帳、水戸黄門、忠臣蔵、龍馬がゆく、大岡越前、八丁堀の七人、銭形平次、暴れん坊将軍・・・と挙げればきりがありません。
昭和50年代生まれの私が惹かれるのは佐藤健主演の「るろうに剣心」のロケ地だったことでしょうか。

時代劇で見る江戸の町や大阪の町は実は近江八幡だったりするのです。
たまに向かって右側の料理屋さんの看板が映りこんだりすることがあるようです・・・（ガイドさん情報）

最近ではNHK朝ドラ「あさが来た」でしょうか。
京都の実家より姉のはつが大阪に嫁いでいくシーンなどはこのあたり撮影されたようです。

屋形船での八幡堀めぐりも楽しめます。
この日も運行していました。
エンジン船なので想像よりもスムーズに進んでいきました(笑)

◆八幡堀めぐり
所要時間：約35分
料金　1人 大人 1,000円　小人 500円(小学生未満無料)
コース：「八幡堀乗船場→日牟禮八幡宮→新町浜→赤煉瓦工場跡」の往復
1２月～３月までは前日までに予約電話をお願いします。
TEL 0748-33-5020
（2016年3月時点情報）

さて日牟礼八幡宮の鳥居付近まで戻り、次は向かって左側の石段を下りてみます。

桜の咲く時期にはより絶景が期待できそうです。

石畳は地味な凹凸があるので歩く際は要注意です。
私も一度、足をひねりかけましたから・・・

こちらは時代劇の大ファンとおぼしきご夫婦が記念撮影中。

八幡堀へはいろんな抜け道があるので散策を楽しんでみてください。

八幡堀は全長4,750mもあります。
時間の許す限り足を延ばしてみてもいいかもしれません。
北西方面に進むと現れるこちらも映画やドラマの撮影スポットとして有名です。

何人か水色の服を着用したガイドさんとすれ違いました。
どうやら観光ボランティアガイドさんのようで、２名以上の団体なら無料（交通費1,000円負担）でガイドをしてくださるそうです。
やはり歴史の知識やロケ情報に関してはガイドさんがいらっしゃると旅の楽しさ倍増だと思います！

詳細は下記にてお問い合わせください。
◆近江八幡観光ボランティアガイド協会
TEL 0748-33-6061　
（2016年3月時点情報）

周辺には飲食店も並びます。
食べ歩きも楽しみながらゆっくりと八幡堀を散策してみてくださいね。