映画『るろうに剣心』で度々登場!古い町並みが残る近江八幡の魅力
提供:滋賀ロケーションオフィス
映画『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』のロケが滋賀県のあちらこちらで行われたのは有名な話し。今回ご紹介する滋賀県の近江八幡にはタイムスリップしたような古い町並みがそのまま残っています。特に「八幡堀」というお堀では映画の中でも印象深いシーンが撮影されており、ファンの聖地巡礼先としても人気の場所。
今回は『るろうに剣心』の撮影場所と、様々な作品のロケ地に選ばれる近江八幡の町についてご紹介いたします。
【ロケ地巡りは白雲館から】
『るろうに剣心』のロケ現場は駅からバスで10分ほどの「八幡堀」という場所。まずは大杉町のバス停で降りて「白雲館」をのぞいてみてください。中には観光案内所も入っていますので、マップをもらっておくと便利です。
館内には『るろうに剣心』だけではなく、八幡堀で撮影された数多くの映画やドラマに関する資料が置かれていますよ。
【日牟禮八幡宮へお参り】
白雲館を出て真っ先に目に入るのが「日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)」。ロケ地見学の前にその土地の神様にお参りしておきましょう。
日牟禮八幡宮では3月に「左義長まつり」、4月に「八幡まつり」が行われます。両方とも火にまつわるお祭りなんです。二か月連続で火のお祭りなんて不思議だと思いませんか?筆者も不思議に思って、地元の方に聞いてみました。
筆者が聞いたのは、境内に店を構えるお漬物の「山上(やまじょう)」。二つも火のお祭りがあるのは歴史に関係しているとのこと。「左義長まつり」は信長由来のお祭りだったそう。
ちなみに「山上」のお漬物、見た目も味も抜群なので、お土産にどうぞ!
さて、話しは歴史に戻ります。安土から近江八幡への歴史、ちょっと調べてみました。近江八幡は、信長亡きあと豊臣秀次が開いた城下町。ですから左義長まつりは元来安土で行われていたものを、安土の民が近江八幡に持ってきたということなんですね。
左義長まつりでは干支の飾りのダシが出るのですが、これも燃やされちゃいます。私のようにお祭りのことを知らない人間は「もったいない…」と思うのですが、一年ごとにその年の干支に因んだものが制作されて、コンクールも開催されます。ダシの制作は地元の人々の喜びでもあるんですね。
さて、「山上」ではもう一つ重要な情報をいただきました。明治橋あたりに電線が映らずに撮影できるスポットがあるらしく、その辺りはロケ地として非常に好まれており、『るろうに剣心』でも撮影に使われたとのこと。ここがその明治橋。
明治橋のたもとに、見たことある景色が。ここは確かに『るろうに剣心』で見たシーン!この辺りは神谷道場の周辺という設定で、剣心と薫の別れのシーン他、沢山のシーンが撮影された場所。
どれも印象深いシーンなので覚えている人も多いのではないでしょうか。
提供:滋賀ロケーションオフィス
ちなみに『るろうに剣心』の実際の撮影風景がこちら。この上からはギャラリーが沢山見学しているんでしょうね。
【ロープウェイで八幡山へ】
このような古い町並みが残る近江八幡とはどのような町なのでしょうか。先ほど少し触れたように、近江八幡は豊臣秀次が安土の民を移して作った城下町。この城下町を一望できる場所があるので行ってみましょう!まずは八幡宮の奥の八幡山ロープウェイで山上へ。
ロープウェイからは、碁盤の目に広がる近江八幡の町がよく見渡せます。
西の丸跡からは、琵琶湖も見渡せるんですよ。季節によっては冠雪した比良山系が美しく浮かび上がります。北の丸跡からは長命寺方面が見渡せます。
実は八幡山は2014年に「恋人の聖地」に選定。山上数か所にパワースポットがありますので探してみてください。
「恋人?そんなの関係ないっ!」という方にはこちらがおすすめ。村雲御所瑞龍寺門跡の奥にある「金生稲荷大明神」。縁起の良い名前ですね!これは是非ともお参りしなくては。
ロープウェイの乗り場近くにある展望台の資料スペースでは、近江八幡の成り立ちや、近江にゆかりの歴史上の人物などが紹介されていて、歴史好きは必見です。
実は何度も近江八幡を訪れている筆者。ですが八幡山まで行ったのは今回がはじめて。八幡山からの近江八幡の町の景色と、展望台の歴史資料を見ることで、更に深く近江八幡の町を知ることができました。時間の許す方は是非八幡山へも足を運んでみてくださいね。
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