みんなで楽しくミッション達成!かわらミュージアム
なまず?写真の解説は後ほど・・・
近江八幡は「歴史的景観」を守り伝えてきた町ですが、瓦で葺いた屋根の連なりが町の景観を形成してきたと言う視点で「かわら」をとらえていこうと1995年にオープンしました。
かつて瓦工場は全て八幡堀沿いに沿っていたということで、このかわらミュージアムも瓦工場跡に建設されました。
日牟礼八幡宮の鳥居を抜けてすぐ右手に見える「かわらミュージアム」の看板。
すぐ隣にある路地を進みます。
脅しではありません。本当に細くなります。歩いて向かうのが無難です。
こまめに案内板があり迷うことがありません。
着きました!
瓦を埋め込んだ路地が素敵です。
フカボリできそうな雰囲気がプンプン漂うミュージアムの入口です。
かつて、日本各地には多くの瓦製造所が存在しました。
これらを「在地瓦」と呼び、主に地元で産する粘土を使い地元の工房で生産されていた瓦で、ももともと在地の者やその地に移住した者が工房を営んでいました。
八幡瓦も在地瓦のひとつで、その起源の最有力説は「本願寺八幡別院」の屋根葺き工事に伴い、京都深草より瓦工が移住したという説のようです。
水郷に発生する藻は水田の有機肥料として利用され、水田のかさ調整の為に底の粘土を掘り出して瓦を作り始めたようです。
その繊維を含んだ粘土で焼いた瓦は海綿状の細かな孔ができ、これが耐寒性や適度な吸水性など八幡瓦の優れた特性につながっています。
究極のリサイクルでありナノテクノロジーではないでしょうか!
まさに琵琶湖や滋賀の環境が生んだ瓦と言えますね!
1階の常設展示室には様々な鬼瓦が展示されています。
「鬼瓦」のイメージ通りのものから・・・
こんなにありがたい鬼瓦まで。
我が家にはどんな鬼瓦を乗せようか?
そんな視点で眺めると面白いです。
「ゆ」マーク仕様。
こんな鬼瓦なら訪問者が激増しそうですね!
鬼師という職業も初めて知りました・・・
さて大好きなミニチュアの登場です。
こちらのミニチュアは作りが非常に細かいです。
瓦の製造工程がミニチュアで再現されています。
シュールすぎてずっと眺めていたかったです・・・
1階で八幡瓦の知識を深めた後は2階で日本の瓦・世界の瓦について見識を広げていきます。
もうこれで、瓦については怖いものなし!
おそらく周りの誰よりも瓦について詳しくなっているはずです。
さて中庭ではちょっとしたお楽しみがあります。
ここから見える鬼瓦・・・
・竹取物語
・お雛様とお内裏様
・花咲かばあさん 花咲かじいさん
・織姫 彦星 天の川 → ロマンチックな配置になっています♪
あらゆる昔話の登場人物が隠れています。
「隠れミッキー」ならぬ「隠れ鬼瓦」探しを楽しんでみてくださいね。
もうひとつの隠れキャラ 木の精「ちょろり」も館内のあらゆる所にひそんでいますよ。
こちらの工房では瓦作りが体験できます。
作品のオリジナリティを求める方は・・・
標準粘土600g使用の自由製作(90分~) 1,000円
お皿や鬼瓦風の置き物など記念になるお好きなものを!
失敗なくお手軽に作りたい方は・・・
型取り済みかんたんコース(60分~) 1,500円
石こうの型を使ってフクロウの行灯などが短時間で作れます。
八幡瓦をとことん生活に取り入れたい方は・・・
表札製作(180分~)1,500円
本格的な表札やメモリアルプレートが作れます。
オススメは表札作り!
かなりインパクトのある表札を作ることができますよ。
ただし先にサラッと書いた通り、製作時間180分~です。3時間~です(笑)
ほぼこれを目的に近江八幡を訪ねる感じで来てくださいね。
いずれも一週間前までの完全予約制となりますので、お電話にてご予約ください。
鬼瓦と表札で、ぜひ近江八幡流リフォームをしてみませんか?!
隠れキャラ探しでも盛り上がってみてください。
※今回は特別に許可をいただいて撮影しています。通常は撮影不可エリアがありますので館内の案内に従ってください。
びわ湖 Free Wi-Fi スポット
無料でWi-Fiに接続できます。
◆かわらミュージアム
近江八幡市多賀町738-2
TEL 0748-33-8567
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