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こんな所に鉄格子??近江八幡市立資料館

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近江八幡市立資料館

近江八幡市立資料館は市営小幡観光駐車場からすぐ、近江八幡の旅のスタートにふさわしい旧市街地の中心・新町通りに位置します。
郷土資料館と歴史民俗資料館が併設された形となっています。

資料館は海外で活躍した近江商人・西村太郎衛門邸跡に1974年に開設されました。
建物自体は1886年八幡警察署として建設され、1953年ヴォーリズ建築事務所により大幅改築されて現在の形になりました。
屋根の鬼瓦は警察署のマークのままだったり、当時の竣工記念碑が残っていたりとその名残を感じることができます。

近江八幡市立資料館

入口を入るとすぐ左手が受付となります。
こちらで4館共通券(歴史民俗資料館・郷土資料館・旧西川家住宅・旧伴家住宅)を購入します。
受付のある事務室はかつては会計係の窓口、奥は署長室と応接室だったそうです。

近江八幡市立資料館

まずは郷土資料館、受付近くの民俗資料室へ。
太陽の光を取り込む大きな窓はヴォーリズ建築の特徴のひとつです。

近江八幡市立資料館

醤油絞り機など今ではお目にかかれない機具が鎮座しています。

近江八幡市立資料館

古き良き時代の道具を苦労して集められたそうです。

近江八幡市立資料館

ありましたありました、私は大型展示物よりも断然こっち派♪
シルバニア世代としては外せないミニチュア模型。
資料館といえば必ずと言っていいほどミニチュアがあるのでワクワクしますね。
左義長祭を模したこちらのミニチュアは数で圧巻されます!

近江八幡市立資料館

和菓子の型にボーロの型・・・
やはり女性はスケールの大きい展示物よりも作りが細かい展示物に惹かれるのではないでしょうか。

近江八幡市立資料館

こんなミニチュアも萌えますね!
コレクションしたいな~

近江八幡市立資料館

企画展では時代ごとの雛人形が展示されていました。

近江八幡市立資料館

子どもが怖がりそうな雛人形がズラリと並んでいました・・・
時期ごとの企画展もまた楽しみですね。

近江八幡市立資料館

さてこちらは必見!!2階の窓には鉄格子がはめ込まれています。
こちらはどうやら取調室だったようで、いたる所で警察署の名残を伺えます。
建物の隣の交番の所には留置所があったそうです。
建て替えられた当時は、江戸時代の商家の町並の中にたたずむヴォーリズ建築の警察署。
さぞ異彩を放っていたことでしょう。

近江八幡市立資料館

渡り廊下を抜けると歴史民俗資料館へと続きます。
ヴォーリズ建築の雰囲気がこちらでも伺えます。
クリスタル製のドアノブなども探してみてください。

近江八幡市立資料館

旧市街地を巡る中で意外と困るのが授乳とおむつ替え。
こちらの渡り廊下の途中には近江八幡市の赤ちゃんの駅が設置されています。
小さなお子様連れでの近江八幡観光の際はぜひこちらへ!

近江八幡市立資料館

中庭を抜けると歴史民俗資料館の入口です。
江戸時代末期の民家を修復し1975年に開館しました。

近江八幡市立資料館

近江八幡の承認が使用した道具類が展示されています。
本物のアンティークが所狭しと並びます。

近江八幡市立資料館

縁側にこんなコーナー欲しい・・・と我が家のリフォーム計画視点で見ると楽しいです。

近江八幡市立資料館

当時の生活ぶりがそのまま再現されています。
収納の仕方も真似してみたい!

近江八幡市立資料館

決して派手ではないけれど上質で凝った作りの道具類。
目の肥やしとはこういうことですね!
近江商人の質実剛健な暮らしぶりを肌で感じることができます。
お手本にしたい暮らしぶりがギュッと詰まっていました。

※今回は特別に許可をいただいて撮影しています。通常は館内撮影不可となっています。


近江八幡市立資料館

びわ湖 Free Wi-Fi スポット
無料でWi-Fiに接続できます。

◆近江八幡市立資料館(歴史民俗資料館・郷土資料館)
近江八幡市新町二丁目22
TEL 0748-32-7048

入館料(4館共通券) 一般900円 小中学生500円
開館時間 9:00~16:00(入館は16:00まで)
休館日 月曜日・年末年始・祝日の翌日

(施設情報 2016年3月現在)


近江八幡市立資料館

車でのアクセスは市営小幡観光駐車場が便利です。

近江八幡市立資料館

びわ湖 Free Wi-Fi スポット
無料でWi-Fiに接続できます。

近江八幡市立資料館

◆市営小幡観光駐車場
普通車83台駐車可能
駐車料金 一日510円

近江八幡市小幡町中7-1
TEL 0748-33-2411
駐車可能時間 9:00~17:00

(施設情報2016年3月現在)

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近江八幡市立資料館について

【郷土資料館】近江商人(八幡商人)の代表的な人物である西村太郎右衛門の宅地跡にあり、現在の建物は旧近江八幡警察署を利用しています。館内は、考古・民俗・文書などの資料が展示されており、毎年春と秋には特別展が開催されます。*西村太郎右衛門(安南屋)慶長8年(1603年)に西村家2代目の次男として生まれました彼は、20歳の時に角倉了以の御朱印船で長崎から安南(ベトナム)へと旅立ちます。異国の地で商いに取り組み25年(正保4年・1647年)、帰国のため長崎まで帰ってきますが、時は鎖国の世であり上陸は許されず、安南の地で没した悲劇の商人です。彼が、長崎で故郷への思いを託し、絵師(菱川孫兵衛)に描かせ、日牟禮八幡宮へ奉納した絵馬「安南渡海船額」は国の重要文化財に指定されています。太郎右衛門の兄は、異国の地で亡くなった彼を思い、屋敷内に供養塔を建立。その後、昭和5年の御大典に併せて造成された「八幡公園」に移されました。【歴史民俗資料館】森五郎兵衞の控宅で、近江商人(八幡商人)の往時をしのぶ帳場風景や生活様式をそのまま残し、そのほか多くの民俗資料を展示公開しています。裏庭には、民具。農具などが展示され、水郷地帯の農村の生活を知ることができます。*市立資料館は「郷土資料館・歴史民族資料館・旧西川家住宅・旧伴家住宅」の4階で構成されています。【旧西川家住宅】西川(利右衛門)家は屋号を大文字屋と称して蚊帳や畳表を商い、江戸、大坂、京都に店を構えました。現在資料館として入館できる施設は3代目によって宝永3年(1706年)に建てられたもので、昭和58年1月に国の重要文化財に指定され、昭和60年10月より33ヶ月の工期を経て、改修されました。昭和5年に後継者が無いまま11代目が亡くなり、約300年にわたって活躍した西川家は終焉を迎えました。西川家の家訓は「先義後利栄・好富施其徳」。義理人情を第一とし、利益追求を後回しにすることが商売繁盛となり、得られた富に見合った人間形成を行えと説いています。(文章・画像等は「近江八幡観光物産協会公式webサイト」より引用許諾済み) 続きを読む

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サトミチャンネル

滋賀県出身、滋賀県在住。
3人の子育てに奮闘しながらも滋賀の魅力を発信中!
日本史はスルーして生きてきた為、歴史的建造物は独自の視点でご紹介します。
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