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立杭で窯元さんを訪ねてきました!【珀耀窯さん編】

ミズウラ

丹波伝統工芸公園・立杭陶の郷

丹波立杭焼で有名な立杭に行ってきました!第四弾!

2017年3月21日に結果発表いたしました、「あなたのデカンショみつけましょ!丹波篠山デカンショ節×DIIIG」でも紹介されていた立杭にいってきました!

立杭といえば丹波立杭焼ですよね。

丹波篠山に中高の同級生、先輩後輩が多くいらっしゃる、株式会社利助屋の代表取締役酒井さんに窯元さんをご紹介していただきました!

今回伺ったのは珀耀窯さん。
今まで伺った窯元さんとはガラッと違う印象を持つ、珀耀窯の清水一二さんにお話を伺いました。

丹波伝統工芸公園・立杭陶の郷

水浦  「綺麗な色ですねー!どうやって色を出されているんですか?」
清水さん「顔料という色のついた泥を使用して出します。」
水浦  「こんなきれいな色はあまり見たことないですが…」
清水さん「ここ15年ほどでアメリカ、ドイツから取れる顔料が増えたんです。」
水浦  「そうなんですね!ところで特殊な形が多いようですが、購入されたお客さんにどう使ってほしいなどはありますか?」
清水さん「そうですね、普通に使っていただいてもいいですし、飾っていただいてもいいですよ。」

丹波伝統工芸公園・立杭陶の郷

水浦  「今まで見てきた丹波立杭焼とは結構様子が違いますね。」
清水さん「元々丹波立杭焼には、これが丹波立杭焼、というものがないので、この地域で作られた陶器はすべて、丹波立杭焼なんですよ。」
水浦  「そうなんですね!なんでなんでしょう?」
清水さん「他の備前や美濃焼きは殿様の窯があったから、殿様の指示のもと作っていたので統一感があったんです。」
水浦  「なるほど。」
清水さん「篠山には殿様の窯がなかったので、定義がないんです。その時に合わせて売れるものを見つけて生き延びてきました。」
水浦  「だから窯元さんによって色も形も違うんですね。ありがとうございます。」

丹波伝統工芸公園・立杭陶の郷

器以外にも、額縁に入ったものもありました。こちらもきれい!

丹波伝統工芸公園・立杭陶の郷

私が聞きたかった、陶器のお手入れの方法もお伺いしました!

水浦  「陶器のお手入れ等で気を付けたほうがいいところとかありますか?」
清水さん「一度、使う前に水を通すことをお薦めします。通さないで使ってしまうと、例えば、陶器のさらに刺身を置いた場合、色の濃いまぐろの色素などが皿に移って取れなくなってしまったり、醤油が顔料のひびの隙間に入り込んで取れなくなってしまうので。」
水浦  「それは困りますね!もし入ってしまったときはどうしたらいいんでしょう…」
清水さん「その時はもう一度焼き直したら飛ばすことができます。あとは、片づけるときはちゃんと乾燥させてからしまってくださいね。」

これで、きれいなまま陶器を使い続けることができます!

丹波伝統工芸公園・立杭陶の郷

パステルカラーがステキな珀耀窯さん。

お伺いさせていただきありがとうございました!

次回は鎮台窯さんのご紹介です!

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丹波伝統工芸公園・立杭陶の郷について

日本六古窯の一つ「丹波立杭焼」産地の中心にある丹波伝統工芸公園・立杭陶の郷は、兵庫県の伝統的工芸品である「丹波立杭焼」の振興と篠山市観光の拠点施設として毎年十数万人のお客様をお迎えしています。「丹波焼」は、瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯の一つに数えられ、その発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれています。桃山時代までは「穴窯」が使用されていましたが、慶長16年(1611)ごろ朝鮮式半地上の「登り窯」が導入され、同時期に取り入れられた蹴りロクロ(日本では珍しい立杭独特の左回転ロクロ)とともに、伝統技術を今日に受け継いでいます。当初は、壺や甕(かめ)・すり鉢などが主製品でしたが、江戸時代前期小堀遠州等の指導により、茶入・水指・茶碗など茶器類に多くの名器を生み、後期には篠山藩の保護育成により、直作(なおさく)、一房(いちふさ)、花遊(かゆう)、一此(いちこの)等の名工が腕を競って、丹波焼の名を高めました。明治、大正、昭和と受け継がれた丹波焼は、太平洋戦争後の苦境を乗り越え、食器・花器等の民芸品を中心とした作品作りに精進しております。名称については、穴窯時代は小野原焼、登り窯時代になってからは、「丹波焼」又は「立杭焼」と呼ばれてきましたが、昭和53年(1978)「丹波立杭焼」の名称で国の伝統的工芸品指定を受けております。]https://tanbayaki.com/about/process.html 続きを読む

この記事を書いたDIGGER

ミズウラ

ミズウラ

DIIIG編集部のPR担当ミズウラです!
DIIIGを通じていろんな方と一緒に地域の楽しさを満喫中!

個人でもフカボリ記事を書いてますのでよかったらよんでくださいね。
https://diiig.net/user/scarecrow
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