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天然記念物に会ってきました♪ (北摂里山フカボリPart.1)

神戸ノヲト

妙見山

平成28年3月、妙見山のブナ林が川西市の天然記念物に指定されました!

5月21日、それを記念して行われた「能勢妙見ブナ守の会シンポジウム&観察会」へ行ってきました!

妙見山

まずは、能勢電鉄「妙見口駅」に到着です。
三宮(神戸の中心地)から約1時間半で別世界です(^^)

ハイカーさんの姿がチラホラ。
いい天気!ハイキング日和!
早く山へ行きたくてウズウズしてきました。
しかし、まずはシンポジウムへ。

妙見山

△こちらが会場の「吉川自治会館」です。
(能勢電鉄「妙見口駅」から徒歩1分)

妙見山

「能勢妙見ブナ守の会シンポジウム&観察会」がスタート!
専門家の皆さんによる講演や質問会などがありました。

妙見山

昼食後は、いよいよ観察会。
妙見山を目指して、いざ出発です!

吉川自治会館→花折街道→吉川八幡神社→ケーブル→リフト→ブナ林(妙見山) を歩きます。


最後まで無事についていけるかな~
地元の方が多いのか、軽装の人も多いな。
私、大丈夫かな?(私の心の声)

・・・はたして!?

妙見山

あ、蜂蜜屋さんだ!!

道の途中も気になるポイントがいっぱい♪


妙見山

手前では、観賞用の松を育てているのだそうです。

妙見山

田植えの季節なんですね!

妙見山

△吉川八幡神社

妙見山

まさに森(杜)に囲まれた神社です。
この日は(特別なのかな?)、時間に合わせて神主さんと巫女さんが出てこられていました。

妙見山

山の歴史を伝える炭窯跡のあと。
山の中にはいたるところにこういった炭窯跡があり、木を炭にして体積を小さくしてから里まで運んだそうです。
人の知恵ですね。

妙見山

これはイノシシを捕まえる檻です。

妙見山

「美しい里山の風景」という感じがしますね♪

妙見山

「兵庫県」と書かれた看板。
という事は、ここから「兵庫県」!?
今までは大阪府豊能郡豊能町にいたんですね。

妙見山

色んな道を通ります~
恐らく、地元の方しか通られない道〜

妙見山

虫取りにこられたファミリーかな?
もう、そんな時期なんだ!!

妙見山

△妙見口駅前のお店
そういえば、カブトムシの幼虫(写真右端)も売ってました!

妙見山

「妙見の森ケーブル」(黒川駅)に着きました!!

妙見山

レールの幅は新幹線と同じ。全長666m。
黒川駅~山上駅間をおよそ5分で結んでるそうです。


1925年になり完成したケーブルカーは滝谷~中間 間の下部線と中間~妙見山 間の上部線があったそうです。
しかし、戦時中に不要不急線として全線の撤去となりました。

このとき撤去された上部線の機材は、戦後1956年に開通した伊豆箱根鉄道の十国鋼索線に転用されました。
現在は下部のみが運行されています。

妙見山

高低差229m。勾配のキツさがおわかりいただけますか?

線路の両端には桜の木も数多くあり、春には咲き誇る桜の花を愛でながらケーブルに乗れるそうです♪
ケーブルに乗っていますと、シカ発見!
(ごめんなさい~。撮れませんでした☆)

妙見山

少し歩いて、お次はリフトです。
なんだか、森のなかを蝶ちょがふわふわ飛んでるようになんとも優雅にゆったりとしたリフトです。

ここまででだいぶ歩いたのでちょっと休憩~♪

妙見山

リフトを降りると「大黒堂」さん

妙見山

さあ、ここからはブナ守の会さんが保護されている、普段は入れないところに連れて行ってもらいます。
(網が張られています)
森の中は雑草もなく、きれいです!実はほとんどの草を鹿が食べちゃったんだそうです。
鹿は何でも食べてしまうで、「最も憎たらしい害獣」なんだそうです。

山へ入る時、ゴミは必ず持ち帰りましょう。
生態系を崩さないために、むやみに草花を持ち込んだりしない事も大切だそうです。

妙見山

天然のブナの苗木を集めて害獣から守っている様子です。

妙見山

何年も守られてきた天然のブナの木。

この景色を見ただけで、今までの疲れが吹っ飛んでしまいました。

自然は偉大です!!

妙見山

手をまわしても、届かな~い!!
木の周りは2メートル以上はあるとそうです。
(私もこの後、真似しちゃいました)

なんだか、ブナのパワーを貰えそう♪

妙見山

斜面なだけに、根っこがすごく張っています!

妙見山

わ~♡ 木のお家みたいです♪

妙見山

誰の家かな?

妙見山

この、どんぐりがコロコロ転がって、木になるんですよね~。凄い!
何年かかるのでしょう?

妙見山

研究者の方は観察会の間にも実測したり・・・・・参加者の皆さんもブナの木だけではなく、色んな植物の観察をされていました。

この地域が日本一の里山と言われるのは、今尚こうして森を守ろうとする人たちがいて、自然と人の営みがうまく共存した先人たちの知恵がこんにちにも受け継がれているおかげで、里山の美しい風景が保たれているんですね。


<次回へ続きます>

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妙見山について

妙見の森として観光地として整備されている一方、里山の景観の維持や保全も活発に行われています。 続きを読む

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神戸を中心に、おすすめの場所やイベントについてフカボリ中。
読むと「行きたい!」と思っていただけるような記事を目指してます。
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