写真deフカボリ「神戸市営地下鉄の駅〜ベンチ編〜」
今回は、神戸芸術工科大学映像表現学科の奥村卓巳さんが撮影してくれた「地下鉄の駅のベンチ特集」をご紹介します。
ベンチ。
駅のホームには必ずある、ベンチ。
そう、必ずある物だから、「ベンチの写真だけを撮る」という事を思いつかなかった〜!
この視線は新鮮!
そして、改めて見たら、発見がいっぱい。
初めて知ったけど、一つの沿線なのに、ベンチも色々。そして、ホームの素材も色々。
似ている物もあるけど、まったく同じ組み合わせは無いみたいです。
まずは、神戸市営地下鉄としては一番東に位置する新神戸駅。新幹線の乗継駅です。
シンプルな白のスチール製ベンチ。
ブラウンの仕切り(手すり)付き。
ホームはレンガタイルです。
次は三宮駅(市営地下鉄)。神戸の中心地である三宮にあり、JRや阪神・阪急電鉄も乗入れている乗降客の多い駅です。
市内で一番の繁華街「三宮センター街」の他、「東門筋」「生田神社」なども近くにあります。
なんとここは石製ベンチ。
高級感はありますが、座るとひんやり。
スチールの仕切り(手すり)付き。
ホームは正方形の石タイルです。
県庁前駅(兵庫県)。その名の通り、県庁や県警本部など官公庁の要所がいくつかあります。
なんとなくアートっぽいスチール+アクリルを組み合わせたベンチ。
ホームはレンガ型タイルです。
大倉山駅(兵庫県)は神戸市立図書館や湊川神社などが近くにあります。
シンプルな白の樹脂製ベンチ。
ホームはレンガタイルです。
湊川公園駅は新開地や湊川公園への最寄り駅です。
シンプルな白のスチール製ベンチ。
ブラウンの仕切り(手すり)付き。
この駅の特徴は、ホームのタイルの設置並べ方。他の駅とは違います。
上沢駅は住宅も多い場所。
形はシンプルなのに、あまり見かけないカラーの樹脂製ベンチ。
ホームは小さめの正方形レンガタイルです。
長田(長田神社前)駅は高速鉄道との乗り入れもあります。長田神社や西市民病院などの最寄り駅です。
ビビッドなオレンジカラーの樹脂製ベンチ。
ホームは細くカットされたレンガタイルです。ベンチのカラーと良く合ってますね。
新長田駅は、JRや神戸市営地下鉄海岸線と乗入れています。
近くには鉄人28号モニュメントもあります。
シンプルな白のスチール製ベンチ。
ブラウンの仕切り(手すり)付き。
ホームはレンガタイルです。
組み合わせはほとんど新神戸駅と同じなのですが、ベンチの仕切りの大きさだけ違います。
板宿駅は山陽電鉄との乗入れもあり、駅前の市場や商店街がにぎやかな場所です。
シンプルな白のスチール製ベンチは新長田駅と同型のようですが、ホームは正方形の石タイルです。
[%http://diiig.net/lw/72/%]から西は地下鉄ではなく、屋外を走っています。
シンプルな白のスチール製ベンチ。
仕切り(手すり)も白色です。
ホームは石タイルです。
名谷駅には大きな住宅地があり、乗降客がとても多い駅です。日に何本か、名谷止まりの運行もあります。
ここはあたたかみのある厚さの木製ベンチ。
ホームは正方形のタイルです。
総合運動公園駅の近くには大きなスタジアムや運動施設があるせいか、時々、大量の乗降客でホームは溢れかえります。
そのせいか、折りたたんで省スペースになる椅子も用意されています。
こちらも、総合運動公園駅のベンチ。
シンプルな木製です。
ホームのレンガタイルは複雑な組み合わせ。
学園都市駅は大学などの学校が多数あり、学生の乗降客が多い駅です。
色の浅い柔らかな印象の木製ベンチ。
ホームのタイルの色も柔らかい印象です。
伊川谷駅は太山寺の最寄り駅です。
シンプルな白のイームズ型ベンチには仕切り(手すり)が付いていて、長田などに設置されている物とはタイプが違います。
ホームのタイルの組み方も、他の駅とは違うようです。
西神南駅!
思わず、「!」を付けたくなりました。
この駅のベンチが一番、他の駅と違う色で形状です。
最後にご紹介する西神中央駅。
プレンティ、西神そごうなどの大型商業施設や、西神戸医療センターなどの大きな病院があります。
ここは、まるで公園にあるような木製ベンチ。
ホームはカラーを組み合わせたレンガタイルです。
いかがでしたでしょうか。
同じ沿線でありながらも、各駅ごとにそれぞれの個性がありました。
この少し楽しい考察を、何度かにわけてご紹介してまいります。
お楽しみに!
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