イベント「東谷ズム」へ行ってきました その2 (北摂里山・平野神社)
「東谷ズム」ではいくつかの会場に分かれてプログラムが開催されていたのですが、今回、一番フカボリしたかった服部保先生(兵庫県立大学 名誉教授)の紙芝居『畦野(うねの)物語』を見るために、会場となる平野神社へ行ってきました。
雨上がりの境内には、昨夜行われた前夜祭のキャンドルが入った竹筒が飾られていました。
夜、暗い中でキャンドルが揺れると、とても幻想的な風景であったと思われます。
音楽が流れてきました。
楽しい青山郁彦さんの殺陣(たて)のショーがスタートです。
華やかでコミカルなショーは、初めて殺陣を見た子供たちにも新鮮で面白かったようで、後でマネをしている子をチラホラ見かけました。
いよいよ、服部先生が登場!
紙芝居『畦野(うねの)物語』がスタートしました。
服部先生が研究され、発行された『畦野(うねの)物語』を描いたイラストを紙芝居にされ、先生のお話と、実際の樹木を使いながら、紹介していきます。
現在の兵庫県川西市畦野に、天皇より質の高いカシワの葉の採取の命を受けた采女(うねめ・宮廷の女官)の凛(りん)を中心にした物語『畦野(うねの)物語』では、同じく采女の藍(あい)と柚(ゆう)に、猪名川流域の森、里山、草原を紹介し、生物多様性・生態系を説いています。
今回、先生はナラガシワとカシワの違いなど、実際の植物を紹介しながら解説していきます。
特に、この地方独特の「ちまき」を用意されての解説には、小さな子供まで食い入るように聞いていました。
イラストの美しさも、非常にわかりやすく、あきる事なく見続けてしまいました。
次に出てきた植物は「たで」です。
「蓼食う虫も好きずき」で知られる「蓼(たで)」です。
参加されている皆さんに葉を配り、皆さんと一緒に口にしてみました。
辛い!
苦いとも言えるのですが、刺激があります!
身を持って実感した感覚は、参加した人達の記憶に残りました。
「畦野物語(うねのものがたり)を一緒に広げませんか」という活動もあります。
猪名川流域の自然への理解を深め、紙芝居に教材に劇にするなどして、広めていきたいと企画されています。
紙芝居終了後は、境内付近を散策しました。
高台から参道を見下ろすと、遠くまで見晴らせて、気持ちが良い景色が広がります。
風情があるな~と言いながら写真を撮っているのは大人だけ。
子供たちは風情よりも、境内の屋台で見かけた、おやつやジュースの方にテンション上がってます。
こちらの境内の屋台で買物や飲食を楽しみました。
テーブルや椅子を用意されていたので、とっても過ごしやすかったです。
私も、たこせんをいただきました♪
素朴で美味しい~。
お祭り気分が盛り上がりました。
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