露 天神社(お初天神)銃弾痕 編
大阪市北区曽根崎にある「お初天神通り」は、大阪では誰もが知る飲食店が集まる商店街です。
近松門左衛門の人形浄瑠璃「曽根崎心中」で有名になったヒロイン「お初」さんの名前から取った事は、なんとなく知ってますよね?で、その先にはお初天神が続いている!!
曽根崎心中の舞台になったゆえ、そちらが有名になり、通りの名にまでなってしまっているお初天神。本来は「露 天神社(つゆてんじん)」さんと云います。
創建は定かではないものの、1300年の歴史をもち、曽根崎・梅田地域の総鎮守の神として崇敬されています。
「曽根崎心中」の物語の原案となった「露天神の森での情死事件」は、今ではビルで囲まれていますが「森」のなかで起きています。
現在は、曽根崎心中で固い絆で愛を誓った二人にちなんで恋愛成就の地。
「恋人の聖地」http://www.seichi.net/ にもなっています。
そして、どう云う所以か・・・「美人祈願」の絵馬もあります。
それでか、どうかはわかりませんが、若い女性の姿をよく目にしました。
色々と親切な表示があるので、外国の方にもわかりやすく、観光として訪れやすい立地ですね!
恋愛成就も美人祈願も縁がないので、「家内安全」でも祈って、お参りしたあとに振り返ると・・・。
さすが、古いだけあって柱に穴があるな〜と、凝視しますと「大正10年12月建」・・・・?古いからではない?!
「先の大戦末期(←第二次世界大戦のこと?) 大阪駅方向より飛来した米軍グラマン戦闘機による 機関銃弾痕」とあります。素直に(他方の柱にも残っています。)を、見ました。
たくさん銃弾の痕が残っています。この穴の数を見ますと、
戦闘機がきて、機関銃で銃弾を浴びせている様子が想像できます。
軍事工場でもない神様がいる神社に銃弾を浴びせている様に、なんだか怒りを覚えます。
今日、久しぶりにお参りした罰当たりものですが・・・。
「天神の森」と書き記されていた、「露天神社」は、太平洋戦争による戦火で、その後の社殿復興のために境内が切り売りされたそうで、今日の景色になったそうです。「天神の森」も見たかったな。
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