Search

検索

DIIIGのおでかけミッションで地域をフカボリしよう!≫

一庫公園で炭づくり体験をしてきました!

ミズウラ

一庫公園

こんにちは!ミズウラです。

今日は北摂里山のひとつ、一庫公園でイベントがあるとのことでやってきましたー!
一庫公園から少し入ったところにあるゲートをくぐり、登っていくとネイチャーセンターがあります!

一庫公園

入口に入ったところに今日のイベント案内が!

一庫公園

そう、今日は、炭づくり体験をしてきます!

ここで作る炭は菊炭と言って、断面図が菊のようになっているのが特徴です。

作っている場所が少なく、高級な炭。
特徴は、
日持ちすること
匂いがいいこと
煙が少ないこと
はじけないこと

なにより見た目が美しい!
前回は黒川にてこの菊炭で贅沢にもお餅を焼いてきた私ですが、今回は作る側に回りますよ。

一庫公園

一庫公園ないには、菊炭の材料となるクヌギの木が植えてあります。

クヌギの木は萌芽力が強く、伐採をしても株元から萌芽するんだそうです。
7~8年で直径10cmぐらいの木まで育つので、それを繰り返して炭材を確保しているんだそうです。

一庫公園

最近では鹿がクヌギの新芽を食べてしまうのが原因で育つ本数が少なくなっているとのこと。

一庫公園

現在は対策として新芽の周りをビニールで覆ったり、あみで覆ったりしています。

山へと登り、切ってあるクヌギの木をトラックへ乗せ

一庫公園

焚き付け用の木羽板を集めます。ある程度で紐でくくります

一庫公園

そしてそれを下の窯の前へ。

お伺いしたところ、もともとダムだったこの場所を埋めて、一庫公園を作った際、記念に作っていただいたそうです。

クヌギの木もあるし、ということで菊炭つくりを始めたのだとか。

一庫公園

木を窯の前まで運んだあとは木を入れていきます。
窯は土で覆われており、私が立てるぐらいの大きな空間が。

一庫公園

木が入っているところに空気が入ると灰になってしまうクヌギの木。
空気が入らないように木を並べるのがコツだそうです。

一庫公園

そのため、枝が残っている木は打ち落とし、藁や木羽板を使って窯を埋めていきます。

一庫公園

みんなで木をバケツリレーのように運んでいきます。窯の前にいる人からどんな木がほしいーと声がかかるので要望のものを運びます。

水分が早く落ちていくように木を立てかける向きまで決まっていると聞いて驚きました!根っこに近い部分を上にするんですって。

一庫公園

隙間なく埋めた後はトタンの波板で塞ぎ、予備乾燥のため、1時間程度火を燃やします。
火打ち石と火打ちがねを使って実演してもらいました!

ちなみに、後日8時間~10時間ほど窯焚きをするのですが、その時に出た煙もちゃんと木酢液として利用できるようになっています。

一庫公園

本来なら3週間後になる窯出しなんですが、今回は運がいいことに前回窯入れしていた工程から3週間たった窯があるとのことで窯出しにも立ち会うことができました!

まずはふさいでいた煉瓦を、次回に素早くふさげるようにはめていた状態を保つように木枠に入れていきます。

一庫公園

そのあとの木羽板の灰をどければ見えた菊炭!
手前のは大きく、奥になるにつれてどんどんいい炭が出てきます。

一庫公園

それをみんなでバケツリレーのように持ち出し並べます。

一庫公園

できた炭を見てみれば、きれいな菊の形をしていました!

一庫公園

そしてこちらが今回の一番良かった炭です!真ん中が星のような形になってますねー。美しい!

一庫公園

その後 菊炭をいただけたのですが、今回参加していた皆さんに使い方をうかがってみました。
BBQはもちろん、きれいな断面なので玄関に置物として置いて消臭に、小さいものもあるので車などに置いておくのもいいかも、などと色々な使い方を考えられているようでした!

炭のほかにも、できた灰は藍染に使用できたり、茶道の窯作りに使えるのだそうです。

一庫公園

最後に…
今回、炭を作ったんですが、この窯の中にあるものを一緒に入れました!
それは松ぼっくりとどんぐり!

一庫公園

炭と同じく、缶に入れて燻すことでこの松ぼっくりやどんぐりも炭化するんだそうです。聞いた話では、小さいミカンや、カップラーメンを炭化してみた人もいたとか…
飾り炭といって、置物などに使うようです。
私が拾った松ぼっくりもきれいな炭になるかなぁ

Comment

コメント

もっとコメントを読む

一庫公園について

知明湖とその周辺の森林の環境保全を目的として開設された公園でエリアに分かれて自然を楽しむことができます。 続きを読む

この記事を書いたDIGGER

ミズウラ

ミズウラ

DIIIG編集部のPR担当ミズウラです!
DIIIGを通じていろんな方と一緒に地域の楽しさを満喫中!

個人でもフカボリ記事を書いてますのでよかったらよんでくださいね。
https://diiig.net/user/scarecrow
続きを読む
このエントリーをはてなブックマークに追加

このDIGGERの他の記事