平昌冬季五輪(9日開幕)に出場する女子フィギュアスケート坂本花織選手(17)=神戸野田高2年=が赤ちゃんの時に押した手形と足形が、同校に近い神戸市営地下鉄新長田駅構内で“発見”され、地域住民やスケートファンらの間で話題に。ニューヒロインの登場に盛り上がる地元の新名所となりそうだ。(上杉順子) 新長田駅の改札を出て左側、通路壁面にずらりと並んだ200枚のタイル。坂本選手のタイルは最上段にあり、シリアルナンバーは589番。赤色で焼き付けられた手形足形の下に「突然舞い降りて幸せを運んできた花織 心も体も大きくなあれ!」とのメッセージが添えられている。学校関係者も「本人の物に間違いない」と証言する。 同市交通局によると、赤ちゃんの手形足形タイルは、2001年の市営地下鉄海岸線開通を記念し、前年の00年に生まれた市内在住者を対象に募集。3440件の応募があった。 20センチ四方の陶板に、赤ちゃんの名前、生年月日、親などのメッセージとともに焼き付け、市営地下鉄海岸線全10駅の壁面に掲示。掲示駅の指定はできず、坂本選手のタイルが、十数年後に通うことになる学校近くの駅に設置されたのは全くの偶然だ。 前を通りかかった長田区の女性介護職員(44)は「たくさんある中ですぐ目に飛び込んできた。今一番キラキラしている女の子だからかな」と驚いた様子。「長田の学校だし、娘が同学年なので親近感があり応援している。五輪で頑張ってほしい」と話していた。
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