海で泳ぐイルカを間近で観察できる神戸・須磨海岸東端の「須磨ドルフィンコースト」が14日、須磨海水浴場の海開きに合わせてオープンした。今年で4年目で、待ち構えた親子連れらが、波打ち際で泳ぐ姿に歓声を上げていた。 須磨海浜水族園によるイルカの行動分析も兼ねたプロジェクトで、同園のショーで使うプールの約40倍、約1ヘクタールの自然海域で、バンドウイルカのジーナ(雌、推定10歳)とケイト(同、推定7歳)が自由に泳ぎ回る。 2頭は6月下旬に同園のプールから海へと移された。4年連続の出番となったジーナが慣れた様子で浅瀬に近づくうち、初めてのケイトも怖がらないようになったという。 「ジーナ、ケイト、こっちおいで」という子どもたちの懸命な呼び掛けが通じたのか、2頭はゆったりと浜に近づき、おなかを見せたり、ボールで遊んだりしていた。 早朝に篠山市の自宅を出発したという男性介護職員(41)は三女(2)を連れ、「思ったより大きい。イルカ好きの子どもがちょっと怖がっているけど、大人も楽しめますね」と話していた。 8月末まで。開放時間は午前11時~午後5時。午前11時半と午後3時からの30分間、浅瀬でイルカを見られる(無料)ほか、午後0時半と午後2時から、イルカのトレーナー体験(水族園の入園料プラス千円)がある。須磨海浜水族園TEL078・731・7301(長嶺麻子)
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